理想を投げ捨てた荒野
あざとく後悔を見世物にして
見飽きた愛の物語
また誰かの影 重ねてる
平和のために争いを繰り返す矛盾
貫くほど確かな意志もなく
人それぞれの正義から生まれた理屈で
妬み 戸惑い 驕り 哀れみ 飛び交ってゆく
今日も同じ罪で踊り続けて
明日も誤解の連鎖 巡り廻りゆくの
さぁ手を取り合い果てに向かおう
いずれ散る旅路でも 望まずにはいられない
永遠なんて 嘘にもならない戯言
偽りの未来も 過ちの歴史も
祈る術を間違えた 祈り
舞台で立ち尽くす道化
安物の悲劇 売り物にして
乾いた観衆の拍手
響く笑い声 種明かし
憎しみが生む憎しみに翻弄されては
掴んだはずの答えを見失い
孤独を背負い生きていく人の世の運命
戻れない日々 進めない先 ここじゃない場所
夢を追い求めて見過ごしたもの
淡い記憶の中 君が手を振る景色
ねぇ僕がいつか辿り着いたら
あの日触れられなかった 髪に埋もれたいんだ
抗うように消えゆく 情熱の終焉
幸福の在り処は 愛された証は
胸の奥底で揺れる光
数え切れない こじつけの上塗り
せめて結末だけは二人で
今日も同じ罪で踊り続けて
明日も誤解の連鎖 巡り廻りゆくの
ねぇ次はちゃんと許せるように
割れたグラス元には戻らないと知りながら
集める破片 瞼に焼きつく思い出
偽りの未来も 過ちの歴史も
祈る術を間違えた 祈り