君の胸に呼吸を合わせ
波の音と同じリズム
空の色に瞳が染まり
君に映るわたしの夏
ふたりで走り出そう
裸足で駆け抜け
うまれた風が道をずっとつないでいく
飛沫をあげて飛び込んで
波の裏に行こう
太陽だって抱きしめられるよ
パラソル目指し追いかけて泳ぐよ
君を海になって包もう
君と同じ光を浴びて
ひとりじゃない最初の夏
さくら色の貝殻集め
願い事は今は秘密
浮き輪を放り出そう
背中につかまり
ふりむく君が夢をもっと広げていく
ふたりで行こう
この海の向こう側の未来
小麦色の手重ねているから
波がさらうよ
追いつかれないよう君の羽になって進もう
過ごした日々が夏をそっと逃がしていく
焦がれていく
はじめて触れた君の手のあたたかさも全部
夏がくるたび思い出せるから
ふたりの願い
心からあふれて
海を青く深く染めゆく