歪なリズム刻む心音
垂れ流される倦怠感
ダビングされた人々の顔
見慣れた死骸 つまらないリアリズムだ
犬の涎に群がる虫と
存在意義の比べ合い
蔑まれたら殴る権利が
手に入るだろ さぁ笑えよ
太陽に見放された
この街にいる理由などないくせにさ
あの夏に聞いた花火 あれは銃声で
聞こえない悲鳴にまで
心痛めてれば気が済む?
絶望を担保に魂の負債
傍観者の嗚咽は不愉快だ
憎しみで生きろよ どこまでも奈落へ
潰せ 潰せ なけなしの光
夢に溢れた子どもを乗せた
バスが小猫を轢き殺す
平等なんて空想だろう
生まれたことと死ぬだけさ
灰皿に沈む月が
照らせるものは出口などない事実さ
嘲笑も板についた 項垂れて進め
救いなどそこらじゅうに
転げ落ちていると気付けよ
欲望を逆手に尊厳の賠償
エゴの名は自由か?反吐が出る
言い訳の用意は 明日で充分だ
探せ 探せ 蛇の道を探せ